お食い初め
たまに思い出す文章です。
誰にも、できることとできないことがあるものだ。私は私にできることをしていく。こうありたいと願う生き方を、可能な限り実践していく。それが、弱く愚かな私を支えてくれた人々に対して私ができる、唯一の恩返しだと思う。
今日は息子のお食い初めをしました。食べることが好きな母としては、息子にも食べるに困らない人生を送ってほしいものです。
花鯛の姿焼き、お赤飯、煮物、香の物できゅうりの浅漬けと去年漬けた梅干し、ハマグリのお吸い物、歯がため石。おまけでデザートのパイナップル。
知らなかったのですが、お祝いごとの鯛の場合身に切れ目を入れてはいけないんだそうですね。*1 化粧塩をしてあるきれいな鯛の姿焼きをお総菜屋さんで買おうとしたら、気にする人もいるからって話をしてくれて、売りたいのはやまやまだけどあっちの魚屋さんに鯛が売ってるから一回見てきたらいいかもって言われました。いい人だ…*2 そして魚屋さんでお祝いの姿焼き用に下処理をお願いしたら、これも知らなかったのですが、お祝い用の場合は腹を切らずにエラとか口のところからワタを出すんだそうです。子供ができなかったらお祝いに鯛を焼くなんてやらなかった気がするし、この知識を得ることもなかったのかもしれない…。ここ一年くらいでそういう今まで知らなかったことを知ることが増えた気がします。
食器は漆器が本当らしいけれども普段から使えるものとして白山陶器のPiPiシリーズ。*3 友人の出産祝いにもあげたことがある子供用食器です。子供用の食器はプラスチックなことが多いし、その方が扱いやすいのはわかっているんだけど「割れるかもしれないから大切に使うことを学ぶ」っていう考え方が素敵だな~と思ったのでした。*4 ていうのは建前でこっちのテンション上がるくらい可愛いし。早く一緒に食事ができるようになるといいな。
盛り付ける時もおままごとだと思ったけど、お食い初めの儀式として食べさせるマネもまた完全におままごとだよな~と思ったのでした。
お祝い膳は終わった後、父と母がおいしくいただきました。